2016年7月10日
HEIWAGO DESIGNCODE「威風堂々」
どしっ!!!足利銀行 黒羽支店は今日も元気に営業中です!
正直、目を疑いました。これって現役バリバリの銀行です。
何と明治30年創立の那須高原黒羽町最古の銀行が国登録の有形文化財として現存している
のです。
見てくださいこの居ずまい。「威風堂々」とはこんなファザードを言うのではないでしょう
か。
エッ!!!玄関ドアが自動でスライドした。
ありゃ、カウンターの中にチャーミングな行員さんが。業務中なのですから当たり前です。
この寄棟造りの桟瓦葺。栃木県内にはもう現存する建物は殆どありません。外壁は2階の
軒まで土塗り黒漆喰で厚く塗りこめられています。
銀行の建物らしくセキュリティー第一。1階の窓には鉄格子、2階の窓も鉄扉です。
侵入者を警告する当時の防犯ベルも軒下で発見しました。もしかしたらこちらも現役かも。
この土蔵造りの銀行にお金預けると明治時代の貨幣に生まれ変わりそう。でもこの支店に口座を持つだけでも安心感が割り増しされる感がします。利息も割り増しされればもっといいのにね。那須高原には便利なことにHEIWAGO NATURE FIELDから車で約5分の湯本温泉街に、足利銀行さんの支店がありますのでお金の出し入れがとっても便利です。是非一度お立ち寄りください。
そうそう、HEIWAGOには明治時代のとある財閥洋館の建材が秘蔵されています。また少
しだけご紹介いたします。
建物内側からも見てください、このファザードと風除室。なかなか威風堂々としてるでしょ。
スウィングドアの金物も正直貴重品です。
こんな細工にも見惚れました。
もしかしたらこの応接室で明治の元勲たちの秘密会議が開かれていたのかもしれません。
訳あってこの建物のルーツは今は公開できませんが、いつの日かこの貴重な建材達をお披
露目できる機会が来るでしょう。照明器具など本当に素敵な物ばかりですのでまたの折に
ご紹介いたします。