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2018年7月11日
那須高原の昆虫記
今日は那須高原の別荘分譲地「HEIWAGO NATURE FIELD」で目線を足許に落として歩
いてみた。
那須高原の夏はFIELDをノシメトンボ(別名クルマトンボ)やシオカラトンボがパートナ
ーを探して乱舞する。ファインダーを近づけるとスッと上昇してホバーリング。一定の距離
を取るとまた直ぐに同じ場所に着地する。しばしその繰り返しを楽しむ。
湿った土壌にはドクベニタケが菌糸を拡げ始める季節。これは名前のとおり毒キノコ。食用
のタマゴダケと見間違えるので採食は厳禁。
その傍らではニホンアカガエルが下草の隙間から斥候のようにコチラの動きを窺っていた。
彼らにとってはクルマトンボも食料か。
足許を1㎝ほどの黒い塊が移動した。目を凝らすとオサムシがエサを探して地面の凹凸を
ぎこちなく乗り越えていく。その動きはゼンマイ式のブリキのおもちゃのようで俯瞰して
見ていると愛らしくなる。
これ以上ファインダーを近づけるのはよそう。案の定シャッター音に反応して蜂に似たア
カウシアブがあり得ない方向に飛び去った。刺されると1週間は痒みが止まらない。
この森には昆虫や小さな生き物をエサにする貴重な野鳥も多く棲息する。肥沃な森の食物
連鎖が森の豊かさの確かな証拠。日常の前だけを見て歩く都会の雑踏を抜け出して、那須高
原の豊かな森で童心に帰って昆虫探しをするのも悪くありません。
7月13日から上野国立科学博物館で開催の昆虫特別展。生態を学んでから那須高原のHEIWAGO NATURE FIELDに来ると今まで避けていたあの虫も宝石に見えるかもしれません。是非この夏ご家族そろって那須高原の昆虫採集にもお越しください。スタッフ一同お待ちしております。
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